寒い冬、暖房器具を選ぶ際に「セラミックファンヒーターとエアコンどちらが電気代かかるのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
特に「セラミックファンヒーターとエアコンの電気代はどちらが安いですか?」という疑問や「冬に電気代が一番安い暖房器具はどれですか?」といった質問はよく見られます。
本記事では、セラミックファンヒーターをつけっぱなしにしておくと電気代がいくらくらいになるのか、セラミックファンヒーター1200Wの1ヶ月の電気代や、エアコン暖房の電気代を徹底解説します。
また、暖房器具の電気代安いランキングや、アイリスオーヤマのセラミックファンヒーターの特徴、さらにおすすめのセラミックファンヒーターもご紹介。電気代が1番かからない暖房器具や節約方法についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
- セラミックファンヒーターとエアコンの電気代の違いと特徴
- 暖房器具ごとの電気代がかかる条件や効率の比較
- 部屋の広さや用途に応じた暖房器具の選び方
- 電気代を抑えるための暖房器具の効果的な使い方
セラミックファンヒーターとエアコン、電気代はどちらがお得?
- 暖房器具の電気代を比較
- 1200Wのセラミックファンヒーターの電気代
- エアコン暖房の消費電力と特徴
- つけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気
暖房器具の電気代を比較

暖房器具の電気代を比較するとき、まず知っておきたいのが1時間あたりの電気代です。一般的な使用条件で比較すると、以下のような違いがあります。
エアコンは6~9畳用で1時間あたり約15円、8~12畳用で約25円、11~17畳用で約38円ほどかかります。一方、セラミックファンヒーターは設定によって約17円~37円の範囲で変動します。
参考までに他の暖房器具と比べてみると、電気毛布が1時間あたり0.3~2.3円と最も安く、こたつが3.1~6.2円、ホットカーペットが約6.2円と続きます。オイルヒーターは15.5~46.5円とやや高めです。
ただし、これらの金額は目安であり、実際の電気代は使用する部屋の広さや気密性、外気温などによって変わってきます。また、最近の機種は省エネ機能が充実しているため、実際の使用時は表示されている消費電力よりも少なくなることもあります。
電気代の計算方法は、「消費電力(kW)×電気料金の単価(円/kWh)」で求められます。一般的な電気料金の単価は1kWhあたり31円程度ですが、お住まいの地域や契約プランによって異なることが注意点です。
1200Wのセラミックファンヒーターの電気代
セラミックファンヒーターの中でも一般的な1200Wタイプの電気代について、具体的な数字でご説明しましょう。
1200Wのセラミックファンヒーターを1時間使用すると、電気代は約37円かかります。これを1日8時間使用した場合は約300円、1ヶ月(30日間)使い続けると約9,000円ほどの電気代になってきます。
ただし、最近のセラミックファンヒーターには便利な機能が付いているので、実際の電気代はもう少し抑えられます。例えば、室温が設定温度に達すると自動的に出力を下げたり、人がいないことを感知して運転を停止したりする機能があります。
また、多くの機種では「強(1200W)」と「弱(600W)」の切り替えが可能です。「弱」で使用すれば電気代は約半分の18~19円程度に抑えられます。寒い時期の立ち上がりは「強」で使い、室温が上がってきたら「弱」に切り替えるという使い方がおすすめです。
暖房効果を保ちながら電気代を節約するコツは、部屋の広さに合った機種を選ぶことです。1200Wタイプは6~8畳程度の部屋に適していますが、それより狭い部屋で使うと余分な電気代がかかってしまいます。
エアコン暖房の消費電力と特徴
エアコン暖房の消費電力は、一般的な6~8畳用の場合で700W程度、12~14畳用になると1,000Wを超えてきます。ただし、これは最大値で、実際の使用時はもっと少なくなることがほとんどです。
エアコン暖房の大きな特徴は、室温が設定温度に近づくと自動的に出力を調整してくれること。例えば、最初は強めの暖房で部屋を温め、その後は維持するための弱めの運転に切り替わります。そのため、実際の電気代は想像よりも抑えられます。
もう一つの特徴は、外気温によって効率が変わること。真冬の寒い日は、外気温と設定温度の差が大きくなるため、より多くの電力を使います。たとえば外気温が0度のときに室内を20度に保とうとすると、その温度差の分だけ余計に電力を使うんです。
ただし、最近のエアコンは省エネ機能が充実しています。人の動きを感知して自動で温度調整したり、部屋の温度ムラを検知して効率的に暖房したりできます。
一般的な使用で考えると、1時間あたりの電気代は6畳用で約15~20円、12畳用で25~30円程度。ただし、これはあくまで目安で、使用環境や外気温によって変動します。エアコンの性能を最大限活かすには、フィルターの定期的な掃除と適切な温度設定(20度程度)を心がけることが大切です。
つけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代
暖房器具をつけっぱなしで使用すると、思った以上に電気代がかさんでしまいます。具体的な金額をみていきましょう。
セラミックファンヒーターを1日中つけっぱなしにすると、1ヶ月で2万円以上の電気代になることも。特に1200Wタイプを24時間連続で使用すると、1日で800円以上かかってしまいます。これは月額にすると驚きの2万5000円前後になってしまうんです。
一方、エアコンの暖房を24時間つけっぱなしにした場合も、かなりの電気代になります。6畳用のエアコンで1日約500円、1ヶ月で1万5000円程度。12畳用になると1日800円前後で、月額2万4000円ほどになることも。
ただし、最近の暖房器具には電気代を抑える機能が付いています。人感センサーで自動オフしたり、タイマー機能で使用時間を制限したりできます。これらの機能をうまく使えば、つけっぱなしの電気代を半分以下に抑えることも可能です。
電気代を節約するなら、朝晩の寒い時間帯だけ使用したり、就寝時はタイマーを使って自動オフにしたりするのがおすすめです。また、室温が安定してきたら設定温度を少し下げるだけでも、大きな節約になりますよ。
セラミックファンヒーターの選び方と電気代の節約術
- 部屋の広さと暖房効率の関係
- 用途別おすすめの使い分け方
- 電気代を抑える使用のコツ
- おすすめのセラミックファンヒーターを3つご紹介
部屋の広さと暖房効率の関係
部屋の広さは暖房効率に大きく影響します。広い部屋では暖かい空気が分散しやすく、十分な温度に達するまでに時間がかかってしまいます。特に天井が高かったり、窓が多かったりする広い部屋では、暖房効果が得られにくい傾向にあります。
セラミックファンヒーターの場合、6~8畳程度の部屋であれば十分な暖房効果を発揮できますが、それ以上の広さになると効率が大きく下がってしまいます。熱風で暖める仕組みのため、風が当たる部分しか温められないのが特徴です。
一方エアコンは、部屋の広さに合った適切な機種を選べば、広い空間でも効率的に暖房できます。ただし、実際の部屋の広さより小さい能力のエアコンを使うと、常にフル稼働となって電気代が余計にかかってしまいます。
暖房効率を最大限に高めるコツは、部屋の広さに合った適切な暖房器具を選ぶことです。例えば、6畳未満の小さな部屋ならセラミックファンヒーター、10畳以上の広い部屋ではエアコンというように使い分けると良いでしょう。
また、部屋の断熱性能も暖房効率に大きく影響します。窓からの熱損失を防ぐため、カーテンやブラインドを活用したり、すき間風を防いだりする工夫も大切です。これらの対策をすることで、より少ない電力で効率的に部屋を暖めることができます。
用途別おすすめの使い分け方
セラミックファンヒーターとエアコン、それぞれの特徴を活かした使い分け方をご紹介します。
まず、広いリビングや居間では、エアコンがおすすめです。部屋全体を均一に暖められるので、家族が集まる空間に最適です。特に10畳以上の広い部屋では、エアコンの方が効率的に暖房できます。
一方、脱衣所やトイレなどの小さな空間では、セラミックヒーターが便利です。コンパクトで持ち運びやすく、すぐに温風が出るので、短時間で使う場所に向いています。特に朝晩の寒い時間帯に数分だけ使用する場合は、セラミックファンヒーターの方が電気代を抑えられます。
デスクワークをする時など、ピンポイントで暖めたい場合もセラミックヒーターが活躍します。足元に置いて使えば、体感温度がすぐに上がるので快適に過ごせます。
寝室での使用を考えている場合、就寝時はエアコンの方が安心です。タイマー機能や温度調節機能を使って、快適な温度を保ちながら就寝できます。
また、真冬の厳しい寒さの時期は、両方を組み合わせて使うのもおすすめです。エアコンで部屋全体をベース暖房として使いながら、特に寒く感じる場所にセラミックファンヒーターを併用すれば、効率的に暖かさを確保できます。
電気代を抑える使用のコツ
暖房器具の電気代を抑えるコツをいくつかご紹介します。ちょっとした工夫で、快適さを保ちながら賢く節約できますよ。
まずは温度設定を見直してみましょう。エアコンもセラミックファンヒーターも、設定温度を1度下げるだけで約10%も節約できます。寒いときは一気に温度を上げたくなりますが、20度程度を目安に設定してみてください。
次に、暖房器具の使い方を工夫することです。エアコンは最初から弱運転にせず、自動運転モードを活用しましょう。セラミックファンヒーターは、部屋が暖まってきたら「強」から「弱」に切り替えるのがおすすめです。
空気の循環も大切なポイントです。エアコンの風向きは下向きにして、温かい空気を効率よく循環させましょう。サーキュレーターを併用すると、より効果的に部屋全体が暖まります。
また、暖かさを逃がさない工夫も忘れずに。厚手のカーテンを使ったり、窓に断熱シートを貼ったりすることで、暖房効率がグッと上がります。
最近の機種には省エネ機能や人感センサーが付いているものも多いので、これらの機能をうまく活用するのもおすすめです。人がいないときは自動で運転を停止してくれるので、電気の無駄遣いを防げます。
おすすめのセラミックファンヒーターを3つご紹介
2025年の最新モデルから、コスパが良く使いやすいセラミックファンヒーターを3つご紹介します。
まず1台目は、アイリスオーヤマのPCH-M12Bシリーズです。大風量で部屋全体を素早く暖められるのが特徴です。人感センサー付きで電気代の節約もできますし、木目調やカラフルなデザインも豊富なので、インテリアに合わせやすいのが魅力です。
2台目は、シャープのHX-SK12がおすすめです。温度センサーと湿度センサーを搭載していて、室温に応じて自動で運転を調整してくれます。加湿機能付きなので、暖房による乾燥を防げるのも嬉しいポイントです。フィルターの自動洗浄機能もあり、お手入れも簡単です。
3台目は、デロンギのカプスーラHFX30C11です。コンパクトでスタイリッシュなデザインが特徴で、持ち運びもラクラク。小さな脱衣所やトイレ、デスク周りの暖房に最適です。シンプルな機能設計なので、操作も簡単です。
これらの機種はいずれも2025年の最新モデルで、安全機能もしっかり搭載。用途や部屋の広さに合わせて選んでみてください。
総括:セラミックファンヒーターとエアコンどちらが電気代かかる?
この記事のまとめです。
- セラミックファンヒーターは1時間あたり約17~37円の電気代がかかる
- エアコンは6~12畳用で1時間あたり約15~30円の電気代がかかる
- セラミックファンヒーターは狭い部屋やスポット暖房に適している
- エアコンは広い部屋を効率的に暖めるのに適している
- 1200Wのセラミックファンヒーターは1日8時間で約300円の電気代がかかる
- 6畳用エアコンは1日8時間で約120~160円の電気代になる
- セラミックファンヒーターは初期暖房に向いているが、長時間使用には不向き
- エアコンは温度調整機能が優れており、効率的に使用可能
- セラミックファンヒーターは人感センサーや自動オフ機能で電気代を節約できる
- エアコンはフィルターの清掃が省エネにつながる
- 部屋の広さに応じた暖房器具を選ぶことが電気代節約の鍵
- 窓の断熱や隙間風対策が暖房効率を高める
- 寒い時期はエアコンとセラミックファンヒーターの併用も有効
- 設定温度を1度下げるだけで約10%の電気代節約が可能
- 長時間使用する場合はエアコンの方がコスパが良い