ゲーミングPCの電気代はどれくらい?一般PCとの違いと節約方法を解説

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ゲーミングPCは高性能なぶん電気代が高いのでは?と心配になったことはありませんか。

実際、一般的なPCに比べて消費電力が大きく、電気代も高くなる傾向があります。「ゲームを思い切り楽しみたいけど、電気代も気になる…」というジレンマ、感じている方も多いでしょう。

本記事では、ゲーミングPCの電気代について詳しく解説します。どれくらい電気代がかかるのか、一般PCとの違いやスペック別の比較、そして電気代を抑える節約術まで、初心者にもわかりやすく紹介していきます。

電気代と上手に付き合いながら、快適にゲームライフを送りましょう。

目次

ゲーミングPCの電気代はどれくらいかかる?

まずは基本となるゲーミングPCの電気代について確認してみましょう。

ゲーミングPCは、高性能なCPUやGPU(グラフィックスボード)などを搭載しているため、一般的な事務用PCよりも多くの電力を消費します。

その結果、電気代も高くなりがちです。たとえばオフィス向けの一般的なデスクトップPCが消費電力およそ100W程度で動作するのに対し、ゲーミングPCではプレイ中に300W~500W以上を消費することも珍しくありません。

単純計算で、一般PCの2~3倍以上の電力を使うケースがあるわけです。当然、そのぶん電気料金もかさむ傾向があります。

電気代の基本計算式と消費電力の違い

電気代がどのように計算されるかご存じでしょうか。基本的な計算式はとてもシンプルです。

電気代(円) = 消費電力(W) ÷ 1000 × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)

ポイントは、消費電力(W)を1000で割ってキロワット(kW)に変換し、使用した時間と1kWhあたりの電気料金単価を掛け合わせることです。日本の家庭用電気料金単価は契約や地域によって異なりますが、目安として1kWhあたり約31円(税込)とされています。この数字を使って具体的に計算してみましょう。

  • 一般的なPCの場合:消費電力100W(0.1kW)のPCを1時間使うと、0.1kW × 1h × 31円 = 約3.1円の電気代になります。仮に1日5時間使えば3.1円×5h=15.5円、月(30日)では約465円、年間で約5,600円の電気代となります。
  • ゲーミングPCの場合:消費電力300W(0.3kW)のゲーミングPCを1時間ゲームプレイすると、0.3kW × 1h × 31円 = 約9.3円かかります。1日5時間プレイすれば9.3円×5h=46.5円、月では約1,395円、年間で約17,000円です。消費電力500W(0.5kW)の高性能なPCなら、1時間あたり約15.5円と計算でき、同じ条件で月約2,325円、年間約28,000円にも達します。

このように、同じ使用時間で比較するとゲーミングPCの電気代は一般PCの数倍にのぼることがわかります。もちろん、実際の消費電力はプレイするゲームの負荷やPCパーツの構成、使用状況によって変動します。

軽い作業中やアイドル状態(待機中)は消費電力が低く抑えられ、ゲーム中や高負荷の処理時には消費電力が跳ね上がります。それでも、大まかな目安として「ゲーミングPCは電気代が高め」というのは間違いありません。

月額・年間コストの目安

では、ゲーミングPCを日常的に使った場合の月額・年間の電気代はどの程度になるでしょうか。

上の計算例でも触れましたが、使用時間や消費電力次第でコストは大きく変わります。例えば、「毎日数時間ゲームをする」というゲーマーであれば、月に数千円規模の電気代をPCに支払っている計算になります。

一般的なライトゲーマーで、消費電力300W程度のPCを毎日2~3時間プレイする場合、月の電気代は1,000円前後が一つの目安です(約0.3kW×3h×31円×30日 ≒ 837円)。ヘビーゲーマーで、消費電力500W超えのPCを毎日5時間以上使うようなケースでは、月2,000~3,000円程度、年間では2~3万円台に達する可能性があります。

実際にはPC以外にも家の中で様々な電気機器を使うため、電気料金の請求書で「PCにこれだけ」と明細が出るわけではありませんが、ご自身の使用状況からおおよそのPC分の電気代を計算してみると、改めてその負担が見えてくるでしょう。

極端なケースですが、ゲーミングPCを付けっぱなしにした場合のコストも考えてみます。たとえば消費電力300WのPCを24時間フル稼働させると、0.3kW × 24h × 31円 ≒ 約223円が1日の電気代となり、1ヶ月(30日)続ければ約6,690円にもなります。現実的にはずっとフル稼働させることは少ないでしょうが、「使わないときはシャットダウン or スリープ」を徹底しないと電気代がどんどん積み重なることが想像できるでしょう。

PCスペック別の電気代比較

一口にゲーミングPCと言っても、そのスペック(構成)によって消費電力と電気代は大きく異なります。

ここではエントリー向け(低消費電力モデル)ミドルスペック(一般的なゲーミングPC)ハイエンド(高性能GPU搭載のモデル)の3つに分けて、それぞれの電気代の目安を比較してみましょう。

「ゲーミングPC 電気代」で検索する方の中には、自分のPCがどの程度のカテゴリーに当てはまるか気になっている方も多いでしょう。以下の表に代表的な消費電力と電気代の目安をまとめました。

※ここでは、電気料金単価31円/kWh、1日あたり4時間の使用で計算しています。また消費電力はゲームプレイ中の平均的な値を想定しています(待機時はこれより低くなります)。

PCスペックカテゴリ消費電力(目安)1時間あたりの電気代1日(4時間)使用時1ヶ月(30日)年間(365日)
エントリーモデル (低消費電力)約200W約6.2円約25円約750円約9,000円
ミドルスペック (一般的PC)約500W約15.5円約62円約1,860円約22,600円
ハイエンドモデル (高性能)約800W約24.8円約99円約2,970円約36,000円

上の表を見ると、PCのスペックが上がるにつれて電気代も右肩上がりで増えていくことがわかります。エントリークラスの省電力な構成であれば、1時間あたり数円、月でも1,000円未満に収まるケースが多いです。

一方、ミドルスペックの一般的なゲーミングPCでは月に2,000円前後、ハイエンド構成では月3,000円近くかかる計算です。ハイエンドモデルになると、年間では3万円を超える電気代負担にもなり得ます。ただしこれはあくまで計算上の目安です。

実際の電気代は、ゲームをする時間や負荷、各パーツの電力効率などによって増減します。たとえばエントリーモデルでも長時間プレイすれば月数千円になることもありますし、ハイエンドでもプレイ時間が短ければ月1,000円台に収まることもあります。

自分のPCがどのくらい電気代を食っているのかを知るには、ワットモニター(消費電力計)などを使って実測してみるのも一つの方法です。

とはいえ、上記の表のような数値を知っておくだけでも、「このクラスのPCだとだいたいこれくらい電気代がかかるんだな」と把握できるでしょう。ゲーミングPC選びの際には、スペックだけでなく電力消費(TDPや最大消費電力)にも目を向けることで、後々の電気代を予測する手がかりになります。

電気代を抑える方法

「やっぱりゲーミングPCは電気代が結構かかるんだな…」と感じた方もいるかもしれません。でもご安心ください。電気代を抑える方法はいくつもあります。

ちょっとした工夫や設定変更で、無駄な電力消費を減らし、電気代の節約が可能です。ここでは、PCの使い方や設定、パーツ選び、周辺機器の扱いなど様々な観点から節電のポイントを紹介します。できるところから実践して、ゲーミングPCの電気代と上手に付き合っていきましょう。

PC設定を工夫して消費電力を削減

まずはPCの設定を見直す方法です。特別な機材を買ったりせずとも、ソフトウェア的な工夫で省エネができます。以下のポイントをチェックしてみてください。

  • 電源プランの見直し:Windowsなら「電源オプション」でパフォーマンス重視から省電力モードに変更したり、細かく設定を調整できます。必要ないときはCPUやGPUの動作クロックを自動的に落としてくれるので、アイドル時の無駄な消費を減らせます。
  • 自動スリープ・シャットダウン:席を離れるときや一定時間操作しないときにPCがスリープや休止状態になるよう設定しましょう。ゲームのダウンロード放置などでついPCを付けっぱなしにしがちな人は、タイマーでシャットダウンするソフトを利用するのも手です。「使っていない間は電源OFF」が基本的な節電策です。
  • バックグラウンドアプリの制御:知らないうちにバックグラウンドで動いているアプリがCPUやネットワークを使っていることがあります。不要な常駐ソフトは起動しないようにするか、タスクマネージャーで定期的にチェックしましょう。余計なプロセスを切れば、その分電力消費も減ります。
  • グラフィックス設定の最適化:GPUをフルに使うと消費電力が急増します。ゲーム内のグラフィック設定でフレームレートを上限設定したり、垂直同期(V-Sync)をオンにすることで、無駄に高いフレームレートを出そうとしてGPUがフル回転するのを防げます。また、NVIDIAのコントロールパネルやAMDの設定で「省電力モード」「最適電力」などのオプションがあれば利用しましょう。プレイに支障がない範囲でパフォーマンスを抑えることがポイントです。

ちょっと専門的な話になりますが、上級者向けにはCPUやGPUの電圧・クロックを調整して消費電力を抑える「アンダーボルティング」や「アンダークロック」という手法もあります。

メーカー保証外の行為になるため万人にはおすすめしませんが、安定動作を保ちつつ消費電力を下げられれば電気代削減に直結します。いずれにせよ、まずはPCの電源設定や使わないときの電源OFFを習慣づけるだけでも確実に節電になりますので、できる範囲から取り組んでみましょう。

電力効率の良いパーツ選び

ハードウェアの面からも電気代対策が可能です。ゲーミングPCを新調したりパーツアップグレードを検討する際は、ぜひ消費電力の少ないパーツを選ぶことを意識してみてください。近年のパーツは性能向上と同時に省電力化も進んでおり、同じ性能でも世代が新しいほうが電力効率が良い場合があります。

  • 電源ユニット(PSU)の効率:PCの電源ユニットには変換効率を示す指標(80 PLUS認証など)があります。「80 PLUS Gold」や「Platinum」認証の電源は効率が高く、ACコンセントから取り込む電力のロスが少ないです。効率が悪い電源だと同じ消費電力でも余分に電力を引っ張ってしまうため、結果的に電気代が増えます。多少割高でも効率の良い電源ユニットを選ぶと長い目で見てお得です。
  • GPU(グラフィックボード):グラフィック性能は欲しいけれど電気代も気になる…という場合、ミドルクラスのGPUが一つの落としどころです。ハイエンドGPUはTDP(熱設計電力)が300Wを超えるものもあり強力ですが、その分発熱と電力消費が激しいです。ミドルレンジのGPUであれば最新ゲームも十分楽しめつつ、消費電力は抑えめというモデルが多く存在します。また、各GPUメーカーが提供するソフトで「エコモード」や「低消費電力モード」があれば積極的に使いましょう。
  • CPU:CPUも世代やグレードによって消費電力が異なります。デスクトップ向けのハイエンドCPUはしばしば125W以上のTDPを持ちますが、ミドルクラスなら65W前後、モバイル向けや省電力モデルではさらに低いこともあります。ゲーミング性能を重視しつつも消費電力を抑えたいなら、必要以上に上位のCPUにせずミドルクラスで十分か検討してみましょう。また、近年はARMベースの省電力CPUを搭載したPCも登場しつつあります(主にノートPC領域ですが)、将来的にはこうした超省電力PCでゲームを楽しむ時代も来るかもしれません。
  • ストレージやその他パーツ:SSDとHDDではSSDのほうが基本的に低消費電力です(高速でもあるので一石二鳥です)。メモリやマザーボードのチップセットなども微々たる差ですが消費電力に影響します。RGBライティング(LEDで光る部品)もトータルでは数W~十数Wの電力を食う場合があるため、光らせすぎないことも厳密には節電になります。細かい部分ではありますが、「塵も積もれば山となる」ですので可能な範囲で意識してみましょう。

要するに、パーツ選びの段階で省エネ性能に注目することが大切です。高性能=高消費電力という図式は徐々に崩れつつあり、効率の良いパーツが増えてきています。

特に電源ユニットとGPUは電力消費に直結する部分なので、ここを省エネ志向にするだけでも電気代に差が出てきます。今使っているPCでも、もし旧世代のパーツが多いなら、新しい省電力モデルに置き換えることで消費電力をグッと減らせる可能性があります。

モニターや周辺機器の節電ポイント

忘れがちですが、モニターや周辺機器も電気を消費しています。ゲーミングPC本体ばかり気にしていても、周りの機器が無駄遣いしていてはトータルの電気代は下がりません。ここでは、モニターをはじめとした周辺機器の節電ポイントを確認しましょう。

  • モニター:サイズが大きかったり高輝度なゲーミングモニターほど消費電力も高くなります。たとえば24インチクラスの液晶モニターで20~30W程度、30インチ超の大型や高リフレッシュレート対応モデルでは50W以上使うものもあります。対策としては、明るさ(輝度)設定を下げることが挙げられます。必要以上に明るくしすぎないだけでも消費電力を抑えられます。また、使わないときは電源ボタンでオフにする習慣をつけましょう(PCと連動してスリープ状態になる設定があれば活用)。
  • ゲーム用デバイス:RGBで光るキーボードやマウス、ゲームコントローラー、ヘッドセットなど、ゲーマー向け周辺機器は派手に光るものも多いですよね。これらLEDの消費電力自体は微々たるものですが、チリツモ効果で長時間では無視できません。ソフトウェアで発光パターンをシンプルにしたり、使用していないときは消灯する設定にしておくとわずかでも節電になります。
  • その他機器と待機電力:プリンターやスピーカーなどPCと一緒に使う機器がある場合、待機状態でも電力を消費していることがあります。使うとき以外はコンセントから抜くかスイッチ付き電源タップでまとめてオフにすると、待機電力(いわゆる漏電に近い常時消費)をカットできます。ゲームとは直接関係ない部分ですが、総合的な電気代削減には有効です。

周辺機器の節電は、一つ一つは小さな節約かもしれません。しかし、ゲーミングPC本体の節電策と組み合わせることで、さらに電気代削減の効果を高めることができます。「焼け石に水」と思わず、できる範囲で無駄を省いていく姿勢が大切です。

省エネ対策でどれくらい電気代が減る?

ここまで様々な節電方法を紹介しましたが、実際どれくらい電気代が下がるのか気になりますよね。簡単なシミュレーションで省エネ対策の効果を見てみましょう。

仮に、消費電力500W・1日4時間使用のゲーミングPCがあるとします。この場合、電気代は0.5kW×4h×31円=62円/日、月約1,860円のコストになります。では、このPCに以下のような省エネ対策を講じてみます:

  • 省電力設定の適用:アイドル時や軽い負荷時の消費電力を抑えることで、平均消費電力を約100W削減(500W→400W相当)できたとします。
  • パーツの省エネ化:高効率の電源やGPU設定調整でさらに50Wカット(400W→350W相当)できたと仮定します。
  • 周辺機器の節電:モニター輝度調整やLEDオフなどでトータル10W削減できたとします。

これらを合計すると、約160Wの削減になり、PC本体+周辺機器の消費電力が500Wから約340Wに下がった計算になります。では電気代を再計算してみましょう。340W(0.34kW)を1日4時間使うと、0.34kW×4h×31円≒42.16円/日となります。1日の節約額は元の62円から約20円の削減です。月換算では約600円、年間では約7,300円もの節約効果になります。

もちろん、この数値はあくまで架空の例ですが、消費電力を20~30%削減できれば電気代も同様に20~30%減ることがわかります。年間で数千円、場合によっては1万円以上の節約になることもあります。

浮いたお金で新しいゲームを買ったり、美味しいものを食べたりできるかもしれませんね。省エネ対策には手間がかかる部分もありますが、電気代削減という確かなリターンがありますので、ぜひトライしてみてください。

結論:ゲーミングPCの電気代と上手に付き合おう

ゲーミングPCの電気代について、ざっくりとイメージがついたでしょうか。高性能なPCだけに電気代はどうしても高めにはなりますが、だからといって過度に恐れる必要はありません。大切なのは、上手に電気代と付き合っていくことです。

まず、自分のプレイスタイルに合ったPCを選ぶことが重要です。長時間ヘビーにゲームをする人があえて省電力なエントリーモデルを選ぶと物足りないかもしれませんし、逆にライトな遊び方なのにハイエンドモデルを選ぶと宝の持ち腐れ&無駄な電気代になってしまいます。性能と電力消費のバランスを考えて、自分にちょうどいいスペックのPCを選びましょう。

次に、実際にPCを使う際は電力管理を意識することです。今回紹介したような設定変更やパーツ選びの工夫で、電気代は確実に抑えられます。「塵も積もれば山となる」で、日々の節約の積み重ねが月単位・年単位では大きな差となって現れます。快適さと節約のバランスを取りながら、無理なく節電していきましょう。

最後に強調したいのは、ゲームを楽しむこととの両立です。電気代を気にするあまりゲームの楽しさが損なわれては本末転倒です。幸い、最近のPCパーツは省エネ性能が上がっており、工夫次第で電気代を抑えつつハイパフォーマンスを発揮できます。適切な電力管理を行いながら、大好きなゲームを思い切り楽しんでください。

結論:ゲーミングPCの電気代は確かに一般PCより高めですが、計算方法を知って把握すればコントロール可能な範囲です。スペック別の特徴を理解し、自分のニーズに合ったPCを選択すること、そして日頃から節電の工夫をすることで、電気代と上手に付き合っていけます。賢く電力を管理しながら、快適なゲームライフを送りましょう!

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